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店主からの一言


ご訪問誠にありがとうございます。

当店では海外から輸入したヘヴィ・メタルのCDを取り扱っております。その性質上、日本のバンドの作品がほとんどなかったり、アンダーグラウンドな作品がメインなことから有名なバンドの作品はほとんどありません。地道に活動しているマイナーなバンドの作品を多めに取り揃えておりますので、そういったアーティストに興味のある方にはお楽しみいただけるのではと思います。ぜひご覧くださいませ。

また、在庫は稀に同一タイトルで複数点あるものもございますが、基本的にはそれぞれ1点しかございません。仕入れも頻繁にはいたしませんので再入荷もほぼ無いか、数か月〜数年単位で間が空きますのでご注意くださいませ。

当店はかつて中古CD店としてスタートし、その後輸入CDのみとなっておりましたが、今後再び中古CDの取り扱いをしていくことにいたしました。現在メタルのCD買取も実施しております。ぜひお売りくださいませ。

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◆ALICE INSANE / Sur les ailes des anges

・盤質:A フランス 独りゴシック・メロデス’17年 EP(8曲36分) 輸入盤【LOTHLORIEN辺りを思わせるような悲しくわかりやすいメロディとキーボードが印象的な叙情メロデス曲もあれば、ブラック・メタルな曲もあり、ゴシカルで美麗な曲あり、はたまたEDENBRIDGEを思わせるような明るいシンフォニック・メタル的なリフを駆使したメロデス・ナンバーもありの作品。強いて言うならゴシック・メロデス。】


◆BLOODSHED WALHALLA / Mather

・盤質:B イタリア フォーク/ヴァイキング・メタル’15年 EP(5曲27分) 輸入盤【哀愁と郷愁あふれるクサいメロディで聴かせるフォーク/ヴァイキング・メタル。キーボードの音色が特に印象的で、そのキーボードが前面に出てもの悲しいメロディを奏でるのが特徴。ヴォーカルは朗唱が基本で、要所でグロウルが加わる感じ。ダミ声絶叫歌唱とパンキッシュな疾走が印象的なTr.4のような曲もあり。】


◆FEAR / Catedral salvaje

・盤質:A エクアドル デス/スラッシュ’19年 2nd 輸入盤【ヴォーカルこそ高中低起伏のついたデス声で叫びますが、正統派/スラッシュ・メタル的な刻みがメインで軽くトレモロ・リフを混ぜるギターと、タイトなドラムはスラッシュ・メタルといった感じのデス/スラッシュ・メタル。ドラムはブラスト疾走も軽く交え、ギターはメロディアスなフレーズも出てきます。】


◆DEATHSPELL OMEGA / Manifestations 2002

・盤質:A フランス ブラック・メタル’08年 編集盤 輸入盤【収録されている曲はどれもクリアで刺々しい音質の疾走中心プリミティヴ・ブラック。「クリアになったDark Throne」というと分かり易いかも?1st、2ndと同路線で、まだまだ曲構成はシンプルながら、3rdに通じる不穏さもすでに有しております。普通にアルバム一枚として聴いても文句なしの素晴らしい内容。】


◆DEATHSPELL OMEGA / Manifestations 2000-2001

・盤質:A フランス ブラック・メタル’08年 編集盤 輸入盤【「Manifestations2002」が、割とシンプルなバタバタ疾走ブラック中心で、プリミティヴ・ブラック・メタル・ファン向けという印象であるのに対し、1st、2ndと同時期に出た割にはより曲構成が練られていて、リフの不穏さ寒々しさも感じられるこちらは、真に「Deathspell omega」ファン向けと言える1枚。孤高のブラック・メタル・バンドへと向かうその過程のようなものが窺える極めて興味深い作品。】 


◆DEATHSPELL OMEGA / Inquisitors of Satan

・盤質:A フランス ブラック・メタル’02年 2nd 輸入盤【前作はいかにもプリミティヴ・ブラック的なざらついた音質でしたが、このアルバムからは音質が随分とクリアになり、音像がクッキリとするようになりました。が、邪悪さは微塵も失われておらず、ハッキリと聴こえるリフがかえって寒々しさを増長します。リズムはDark throneの「Transilvanian hungar」のようにストレートに疾走するものが多いです。】


◆DEATHSPELL OMEGA / Infernal Battles

・盤質:A フランス ブラック・メタル’00年 1st 輸入盤【後にはもっと複雑で個性的なサウンドになる彼らですが、本作で聴ける音はシンプルなプリミティヴ・ブラック・メタル。後に明瞭なサウンドとなる彼らも本作はまだ音質もブラック・メタルらしいザラついたもので、しかもリズムもバタバタと突っ走るような感じです。ヴォーカルも喚き系。】


◆DARKTHRONE / Total Death

・盤質:A ノルウェー ブラック・メタル’96年 6th 輸入盤


◆DARKTHRONE / Under a Funeral Moon

・盤質:A ノルウェー ブラック・メタル’93年 3rd 輸入盤【前作と比べるとスラッシュ・メタル、ハードコア的な要素はほぼ無くなり、リフはトレモロ・リフがほとんどとなり完全にブラック・メタルへ。曲構成が前作よりもシンプルになり、曲の長さも多少短くなっております。前作同様のチープな音質と邪悪なサウンドは変わらず、プリミティヴ・ブラックの神髄をこれでもかと見せつける1枚。】


◆DARKTHRONE / A Blaze in the Northern Sky

・盤質:A ノルウェー ブラック・メタル’92年 2nd 輸入盤【意図的にノイジーで薄っぺらい音質で録音されていて、さらにはバタバタと疾走するドラムに、冷気漂うトレモロ・リフ、そして狂気的掠れデス声絶叫と、まさにブラック・メタルの真髄を惜しげもなく解放した内容。所々でHELLHAMMER、CELTIC FROST的な暗黒スラッシュ・リフも聴け、構成も意外と複雑。ほぼメロディも感じられない聴きづらい作品ではありますが、ブラック・メタル好きなら一度は聴きたい作品。】


◆DARKTHRONE / Soulside Journey

・盤質:A ノルウェー ブラック・メタル’91年 1st 輸入盤【まだブラック・メタルではなくデス・メタルだった頃の作品。聴いて驚き、ドロドロしたリフと緩急ある展開で本当にデス・メタルです。】


◆DARKENED NOCTURN SLAUGHTERCULT / Follow the Calls for Battle

・盤質:A ドイツ ブラック・メタル’01年 1st 輸入盤【汚い高音掠れ絶叫ヴォーカルに、ドカドカとブラスト・ビート主体に駆け抜けつつ、途中でたまにミドルな展開、静寂のパートを設けたサウンドで、TSJUDERなどを思わせる高品質ファスト・ブラック。2ndと比較するとどことなくハードコア色も微妙に感じられ、その分プリミティヴ度が高めな印象。】


◆BLUT AUS NORD / Mort

・盤質:A フランス 個性派ブラック’06年 5th 輸入盤【呪文を詠唱するかのような不気味な声がモゴモゴと背後から聴こえ、サウンドそのものも全体的に靄がかっていて非常に不気味な、ある意味フランス産らしい暗黒感全開のサウンド。DEATHSPELL OMEGAのスロー・パートの暗黒感が好きな方や、TODESSTOSSなどの暗黒感、呪術感が強い作品が好きな方にオススメ。】


◆BLUT AUS NORD / Ultima Thulee

・盤質:A フランス アヴァンギャルド・ブラック’95年 1st 輸入盤


◆BLUT AUS NORD / The Mystical Beast of Rebellion

・盤質:A フランス ブラック・メタル’01年 3rd 輸入盤


◆BEHEMOTH / THE SATANIST

・盤質:C ポーランド ブルータル・ブラック’14年作 10th 輸入盤


◆ARCTIC PLATEAU / The Enemy Inside

・盤質:A イタリア ポスト・ブラック寄りポスト・ロック’12年 2nd 輸入盤【ブラック・メタル的な質感は減退したものの、前作と同じような路線でよりモヤがかかったようなサウンドとなり浮遊感が上昇しています。渋い泣きのギターと変拍子も駆使されたTr.1から実に美麗で引きこまれます。アルバム・タイトル曲Tr.6のようにポップさのあるパートも多分に含まれながら、明るさから切なさへと展開するような楽曲の数々に魅了されます。】


◆ARCTIC PLATEAU / On A Sad Sunny Day

・盤質:A イタリア ポスト・ブラック寄りポスト・ロック’09年 1st 輸入盤【ブラック・メタルどころかメタル的な要素は極めて薄いですが、ハード・ロック系が好きな方にも十分オススメできるハードなリフに、シューゲイザー的なノイジーな轟音リフ、さらにブラック・メタル的なトレモロ・リフの使用も多めなので、まさにALCESTなどのポスト・ブラックが好きな方にオススメしたい美しい作品。】


◆CAB / Cab

・盤質:B Tony MacAlpineらによる テクニカル・ハード・フュージョン・インスト’00年作 国内盤【基本的には変拍子やユニゾンによる決めフレーズがあって、それ以外は各々の超絶技巧を駆使したソロが炸裂するスタイル。その中で王道のフュージョンTr.1、メタル的なヘヴィなリフとジャジィなパートのTr.2、スラップベースが印象的なシャッフル・ナンバーTr.4、Jeff BeckっぽいノリのTr.5、ファンキー&テクニカルなTr.7と多少表情を変えた曲が披露される作品。】


◆横関 敦 / Raid

・盤質:A 日本 テクニカル・ギタリスト'93年 4th 輸入盤【いつものように歌心のある耳なじみの良いギター・フレーズに速弾きを交えたインストと、ゲストの絶唱と強烈な泣きのギターによる叙情的なメロディアス・ハード・ロック・ナンバーを半分ずつ収録した作品。本作はテクニカルな速弾きはもちろんのこと、泣きのギターの素晴らしさも存分に堪能でき、半分がヴォーカル入りとはいえギター・アルバムとして非常に質の高い1枚と言えます。】


◆横関 敦 / Dinosaur - Remembrance of 900.000.000 Years Ago

・盤質:A 日本 テクニカル・ギタリスト'89年 2nd 国内盤【Tr.3、5のような疾走メタル・ナンバーもありますが、大半はメロディアスな泣きのギターが中心のミドル/スロー・ナンバー。曲の尺は5〜7分と全体的に多少長めで、三柴 理氏のピアノを交えたドラマティックなサウンドが印象的です。泣きのフレーズが中心とはいえやはりギターもピアノも速弾きが存分に披露されていますし、手数足数多いそうる透氏のドラム等リズム隊も聴きごたえ抜群のインスト作品。】


◆横関 敦 / Jet Finger + Get Away

・盤質:A 日本 テクニカル・ギタリスト'85年と'86年の EPのカップリング盤 国内盤【その強烈な速弾きからジェットフィンガーの異名を持つ、THE BRONXでの活動で知られる日本のテクニカル・ギタリストの'85年デビューEPと’86年EPを1枚に収録したカップリング盤。'85年の「Jet Finger」は4曲中3曲がインストで、'86年の「Get Away」はヴォーカル入り。'80年代中盤という世界的速弾きブーム期に日本から現れた衝撃の1枚(2枚)。】


◆中間 英明 / Point of No Return

・盤質:B 日本 ギタリスト’89年 1st 国内盤【HURRY SCUARYで知られる日本のネオクラシカル系ギタリストのソロ作。Yngwie Malmsteen的なテクニカルで流麗な速弾きはもちろんのこと、音のトーンやフレージングはむしろRitchie Blackmoreからの影響を感じさせます。インスト曲を中心に、クラシカルな疾走ナンバー、スロー・ナンバー、高速シャッフル・ナンバー、ヴォーカル曲と多彩に収録した充実の内容。】


◆津本 幸司 / 絹道/Kinu-Michi〜a day〜

・盤質:A 日本 テクニカル・ギタリスト’08年作 国内盤【シルクロードを旅する主人公がいて、それをギターで表現したシリーズ作品。今作はその旅のとある一日を表現しています。それぞれの曲が3〜5分程度で、どれもこれもメロディアスなことはもちろん、高速タッピングに連続スウィープ、フルピッキングと、テクニカルな部分も存分に堪能できます。シルクロードなだけあって、異国情緒を感じさせるスケール、フレージングも豊富ですし、美しいトーンの泣きのギターも素晴らしい聴きどころ満載のギター・インスト。】


◆SHINING / Blackjazz

・盤質:A ノルウェー アヴァン/プログレッシヴ・ジャズ・ロック/メタル’10年 5th 輸入盤【グロウルとスクリームを使い分けて喚き散らす非常にハイテンションで狂気的なヴォーカル、荒れ狂う速吹きサックス、ブラック・メタルばりに不穏なギターのコード、手数多く複雑なリズムによるプログレッシヴ・ジャズ・ロック。ノイズまみれで狂気的なKING CRIMSONの「21st Century Schizoid Man」のカヴァーが聴きどころ。】


◆MAGELLAN / Hour of Restoration

・盤質:A US プログレッシヴ・ハード・ロック’91年 1st 国内盤【Tr.1は14分のバンドを代表する大作「Magna Carta」で、冒頭から変拍子をはじめとする難解なリズムの嵐で緊張感高く展開し、キーボード・オーケストレーションが壮大に彩るドラマティックかつテクニカルな名曲。小曲2分のTr.2でさえ変拍子主体で、全体的にリズム面のテクニカル度が高い作品。ギターを前面に押し出したサウンドではないのでハードさはほどほど。プログレッシヴ・ロックとプログレ・ハードの間みたいなサウンド。】


◆EXPLORERS CLUB / Raising the Mammoth

・盤質:A US プログレッシヴ・メタル’02年 2nd 国内盤【今作もまた非常に大作主義。ヘヴィなリフと変拍子にテクニカルなソロが炸裂するPart 1、叙情的なPart 2、ロック色薄めのPart 3からなる合計38分ほどの1曲目と、変拍子多めでテクニカルかつドラマティックな28分のインストの2曲目からなる作品。アルバム上では44ものトラックに細分化されています。Marty Friedman、Gary Wehrkampらがゲスト参加。】


◆EXPLORERS CLUB / Age of Impact

・盤質:A US プログレッシヴ・メタル’98年 1st 国内盤【James LaBrie、John Petrucci、Billy Sheehanら強力ゲストが多数参加。基本は重厚でヘヴィなリフ、テクニカルな変拍子と速弾きソロの応酬、複雑な構成と多めの展開でドラマティックに聴かせる王道のプログレッシヴ・メタル。しかし全曲が繋がっており、その中でもヘヴィさ強めのTr.1、叙情性が強く泣きのギターが印象的なTr.2など場面が展開していくイメージです。】


◆FLOWER TRAVELLIN' BAND / Made In Japan

・盤質:B 日本 プログレッシヴ・ロック’72年 3rd 国内盤【2nd「Satori」と比べると、コンパクトな曲が並んだ作品で、あちらよりも聴きやすさは上。今作は日本の音階を用いた曲なども披露しており、全体的に「和」の色合いが増え、バラエティが広がっております。いかにも日本人的な哀愁全開のメロディになっておらず、一聴してちょっと不思議なメロディが満載されているのも大きな魅力です。2ndと共にこちらも名盤!】


◆FLOWER TRAVELLIN' BAND / Satori

・盤質:B 日本 プログレッシヴ・ロック’71年 2nd 国内盤【音的にはブルース感覚の強いサイケデリックなロックで、「Satori」という曲がPart1〜5までに分かれている一つの大作。後のドゥーム/ストーナー的な質感であるものの、Part1〜5それぞれの曲での多彩な表情、ラーガ奏法といわれるインド音階を用いた印象的なフレーズを奏でるギター、時折現れる変拍子などで実は結構テクニカルでもあり、プログレッシヴな作品でもあります。】


◆五人一首 / 内視鏡世界

・盤質:A 日本 プログレッシヴ・メタル’05年 2nd 国内盤【女性(Vo)松岡 あの字のデス声も織り交ぜた多彩で個性的な歌唱に、リズムも構成も実に複雑怪奇な曲が聴きどころ。(Key)百田のピアノの音が妖しさや不穏さをうまく引き立てているのが特徴。全6曲ではあるものの、8分超えが3曲、Tr.6は20分弱の大作。メロディ面はおどろおどろしさが際立ち、クサさが無いのが日本のバンドにしては珍しいところです。とっつきやすくは無いですが、この演奏技術に曲構成術、世界観は孤高と言うに相応しい内容です。】


◆A.C.T. / Silence

・盤質:A スウェーデン プログレ・ハード’06年 4th 国内盤【ポップで可愛らしいサウンドでありながら変拍子の使用頻度も高く、展開も意外性を持たせてあって実は結構テクニカルな作品。メロディアス・ハードを思わせるところもありますが、それだけに留まらないファンタジックでファンシーな妙に切ないメロディの数々は実に不思議な気分にさせてくれます。やっていることはテクニカルだけれども、肩肘張らずにリラックスして楽しめる1枚。】


◆YUHKINEN / Far Beyond the Seven Seas

・盤質:A 日本 GALNERYUSの(Key)YUHKIのプロジェクト'11年 1st 国内盤【インストが6曲、歌物が5曲という構成。Yuhkiの超絶速弾きや多彩な音色を駆使した表現豊かなプレイはもちろん、ゲストのソロも大いに楽しめます。また、Tr.1こそ変拍子を駆使したALHAMBRAで聴けるようなテクニカルさの強いインストになっていますが、他はどちらかというとメロディック・パワー・メタル要素が強めな、テクニカルでありつつもメロディアスで聴きやすい内容です。歌物は怒涛の疾走ナンバーがメイン。】


◆TERRORIZER / World Downfall

・盤質:A US グラインドコア’89年 1st 国内盤【MORBID ANGELの超絶ドラマー、Pete Sandovalが在籍しているバンド。NAPALM DEATHの初期2作と並んでグラインドコアの重要作で名盤であることはもちろん、比較的カッチリした演奏はやはりPeteが在籍しているからこそ。Peteのドラミングはなんとツーバスではなく、ワンバスで(ツインペダルでもない)そうとはとても思えない物凄い足捌きに圧倒されます。タイトなブラストも見事。】


◆MASTER / Unreleased 1985 Album

・盤質:A US デス/スラッシュ・メタル’85年作 輸入盤【1985年にリリース予定だったものの、お蔵入りとなっていた作品。ノイズ成分多めの刺々しい低音刻みリフ、ドコドコボカボカした音で安定感二の次で突っ走るドラム、すでにデス声と言ってもいいくらいに邪悪なヴォーカル、狂気的な速弾きソロによる極めて邪悪なスラッシュ・メタル。デス・メタルがまだ完全には確立されていない1985年にしてすでにデス・メタルと呼んで差し支えないほどの邪悪なサウンドは実に衝撃的。】


◆KATAKLYSM / Sorcery & The Mystical Gate of Reincarnation

・盤質:B カナダ デス・メタル’95年1st+ 93年EP 輸入盤【後にメロデス寄りな作風になる彼らですが、このデビュー当時の作品は非常に複雑な曲構成と高速で動き回るリフ、超速のブラストによるテクニカルなブルータル・デス。ブルータルでありつつ要所でフックあるメロディアスなリフが出てきたりする辺りはまさにKATAKLYSM印と言えます。ガテラル、グロウル、スクリームが飛び交うカオティックなヴォーカルも強烈。】


◆DISGORGE / Forensick

・盤質:A メキシコ ブルデス/ゴアグラインド’00年 2nd 輸入盤【グラインドコアというと大抵は曲が数十秒〜1分程度ですが、この作品は3、4分の曲が中心で、長さ的にはむしろブルデス。怒涛の高速ブラスト・ビートを軸にした緩急ついた性急な展開で聴く者を圧倒します。ただし、音質は非常にノイジーで、演奏はほとんど何をやっているのか判別できないレベル。さらに、Antimo氏のゲロゲロ重低音ガテラル・ヴォイスも強烈!】


◆CARCASS / Symphonies of Sickness

・盤質:A UK ゴアグラインド’89年 2nd 輸入盤【Michael Amott加入前の作品。Jeff Walkerの死臭溢れる掠れデス声とBill Steerによる低音下水道声の2本立てヴォーカル、Billの不気味さ強めのギター・ソロ、ブラスト中心で攻めるドラミングは変わらず。しかし、1stよりは整合性と音質がかなり向上しており、各曲も3〜4分ほどと長くなり、展開とリフがとにかくカッコいい1枚。総合的にはゴアグラよりもデス・メタルと言っていいような内容。】


◆BRUTAL TRUTH / Extreme Conditions Demand Extreme Responses

・盤質:B US デス/グラインド’92年 1st 輸入盤【高速で動き回るギターとベースのリフ、高速でありつつかなりカッチリしたギター・ソロ、怒涛の高速2ビートとブラスト・ビート、2バス連打を聴かせるドラムによるブルデス/グラインド。ハードコア色もありつつ、曲の長さは2〜3分のものが多く全体的にはブルデス寄り。今聴いても色褪せない、1992年当時最高峰の超速ブルータル・サウンドの重要作品。】


◆SARCOFAGO / I.N.R.I.

・盤質:A ブラジル スラッシュ・メタル’87年 1st 輸入盤【前のめりになりすぎてブラスト・ビートが自然発生してしまうくらいに隙間なく放たれる高速ビート、邪悪な低音唸りヴォーカル、不穏さを掻き立てるリフ、篭もった劣悪音質、さらにはコープス・ペイントばりのメイクと、ブラック・メタルのルーツの一つと呼ばれるのも納得の極悪サウンド。】


◆DEMOLITION HAMMER / Epidemic of Violence

・盤質:A US スラッシュ・メタル’92年 2nd 輸入盤【起伏のあるリズム展開のスラッシュ・メタルという路線そのままにさらなるレベル・アップをしております。まず前作よりも疾走パートのテンポが速くなっており、よりアグレッシヴに。後半になるに連れてデス・メタルに近づいていく印象。前作が気に入れば今作も間違いなく必聴と言える仕上がり。】


◆WEHRMACHT / Biermacht

・盤質:B US クロスオーバースラッシュ’88年 2nd 輸入盤【前作も部分的に速すぎてブラスト・ビートが自然発生してしまうほどのものでしたが、今作もその速さは健在。演奏の安定感と音質が多少クリアになり迫力が増しています。また、前半はスラッシュ・メタル色が強いですが、後半は曲が短めになってハードコア色が強くなっているのが特徴。今作もまた超速クロスオーバー・スラッシュといった内容になっています。】


◆PARADISE LOST / Gothic

・盤質:A UK ゴシック・メタル’91年 2nd 輸入盤【遅いデス・メタルとして始まった彼らですが、このタイトルで一躍ゴシック・メタルの始祖に。低音/中音域の耽美なメロディーをデス・メタリックなどろどろしたヘヴィ・リフに織り込み、グロウルとエンジェリックな女性ヴォーカルの対比を駆使した当時無かった新しいサウンドで「これはゴシック・メタルだ!」と言わしめた作品。メタルの歴史的にもエポック・メイキングでとても重要な1枚。】


◆KING COBRA / Ready To Strike

・盤質:B US ヘヴィ・メタル’85年 1st 輸入盤


◆TRILLION / Clear Approach

・盤質:A カナダ メロディアス・ハード’80年 2nd 輸入盤【ヴォーカルがThom Griffinにチェンジ、温もりも感じさせるハイトーン・ヴォーカルが魅力的。今作もやはりボーカル・コーラス、ほどほどにハードで確かな技巧に裏打ちされた安定感ある演奏によるメロディック・ロックが楽しめます。快活なTr.1、スローかつ叙情的で美しいTr.2、テンポの切り替わりなど展開のあるTr.6等が聴きどころ。】


◆TRILLION / Trillion

・盤質:A カナダ メロディアス・ハード’78年 1st 輸入盤【TOTOで有名になるヴォーカリストFergie Frederiksenが在籍していた作品。確かな技巧に裏打ちされた安定感とほどほどにハードな演奏でTOTOに通じるような明るいメロディのメロディアス・ハードが中心。Tr.5、6等若干プログレッシヴ・ロック寄りな展開をする曲、初期RUSHみたいなTr.7のような曲もあり。】


◆SKID ROW / 34 HOURS

・盤質:B アイルランド サイケデリック・ブルース・ロック’71年 2nd 国内盤【Gary Mooreがかつて在籍していたバンド。サイケデリックなブルース・ロックを下地にジャズの要素も絡めてテクニカルな演奏を聴かせる作品。Tr.3、5のように牧歌的な雰囲気の歌モノも収録されており、総合的に前作よりはプログレッシヴさは抑えられていて、演奏がテクニカルなブルース・ロックといった趣が強めです。】


◆SKID ROW / Skid

・盤質:B アイルランド サイケデリック・ブルース・ロック’70年 1st 国内盤【Gary Mooreが加入していたことで知られるバンド。音楽性はサイケデリックなブルース・ロックを基本にしており、そこにハード・ロックやジャズ、カントリーなどの要素も混ぜた内容。言うなればプログレッシヴ・ロックに近い音楽性で、リズムも複雑なものが出てきます。Garyはもちろんベース等の演奏も強烈。聴きごたえ充分の名盤。】


◆GENTLE GIANT / Three Friends

・盤質:A UK プログレッシヴ・ロック’72年 3rd 国内盤【静と動の切り替わりやキャッチーとは言えないメロディ、変拍子を駆使したリズム、それぞれの楽器が収束と拡散を繰り返す大変複雑な演奏を聴かせるバンド。要所でギターとベースのヘヴィなリフが出てきたり、キーボード、オルガン等の強烈な速弾きソロが飛び出したりするなどテクニカルで聴きどころの非常に多い作品。】


◆PAIN OF SALVATION / Remedy Lane

・盤質:B スウェーデン プログレッシヴ・メタル’02年 4th 国内盤【後年、メタルという枠からも完全に脱却したプログレッシヴなサウンドを聴かせるようになる彼らですが、コレはまだまだサウンド的にメタルだった頃の作品。非常にドラマティックに創り込まれた3rdとより複雑化した5thの間の作品で、コレもまた非常にドラマティックに練り込まれたプログレッシヴ・メタル作品。コンセプト・アルバムになっており、ほとんどの曲間が繋がっている大作仕様。】


◆PAGAN WINTER / The Cult Of Flesh

・盤質:A ドイツ ブラック・メタル’02年 EP 輸入盤【とんでもなく手数が多いMachosiasの高速ドラムがとにかくインパクト大なファスト・プリミティヴ・ブラック。掠れデス声で邪悪さ全開のヴォーカル、ノイジーで邪悪なリフもあって、とにかく邪悪な内容。ベースの音も割と前面に出ていてギターとのユニゾンぶりが心地よいです。Tr.1は7分あるのにほとんどブラスト爆走、Tr.2以降は3分弱〜3分半程度とコンパクトながらやはり2ビートとブラスト疾走主体で疾走感抜群です。】


◆NUIT NOIRE / Sa majeste la nuit

・盤質:A フランス ディプレッシヴ・ブラック’17年 3rd 輸入盤【籠っていて非常に薄っぺらい音質、陰鬱なトレモロ・リフを軸にしつつモヤモヤとサイケデリックな雰囲気も強いディプレッシヴ・ブラック。2015年のInner Lightでは比較的真っ当にブラック・メタルをプレイしていましたが、今作は脱力した地声でのシャウト、歌唱がメインとなり、リズムもブラストは少な目でかつてのパンキッシュなノリの作風に近づいたのが大きな特徴。】


◆GRAND ALCHEMIST / Intervening Coma-Celebration

・盤質:B ノルウェー シンフォ・ブラック’02年 1st 輸入盤【邪悪なグロウルと朗唱を聴かせるヴォーカル、叙情的でメロディックなリフを聴かせるギターとベース、荘厳なストリングス系、フォーキッシュな笛系など多彩な音色で彩るキーボード、曲の展開に合わせた繊細なドラミングを聴かせるドラムによるシンフォニック・ブラック。ミドル/スロー・パート多めで要所で2バス連打やブラストをするスタイル。クサみを発散しているところもありドラマティックな1枚。】


◆DIMMU BORGIR / Puritanical Euphoric Misanthropia

・盤質:C ノルウェー シンフォニック・ブラック’01年 5th 輸入盤【大仰かつ荘厳なキーボード・オーケストレーションが大々的にフィーチュアされたシンフォニック・ブラック。それでいて、アグレッシヴなドラムによりブルータリティもしっかりあるのが魅力的。切れ味鋭くヘヴィでキャッチーさもある刻みリフと、寒々しさを醸し出すトレモロ・リフを併用するリズム・ギター、ドラマティックさをアピールするリード・ギター、いずれも質が高く、まさにシンフォニック・ブラックの理想的な作品。】


◆PUTRIDITY / Degenerating Anthropophagical Euphoria

・盤質:A イタリア ブルータル・デス’11年 2nd 輸入盤【汚く重くドロドロした低音リフ。とんでもない速度の2バス連打とグラヴィティ・ブラストも聴かせるドラム、ゲロゲロの重低音ガテラル・ヴォーカルと、余計な要素一切無しの汚く速いストレートなブルデス。死臭全開なオールド・スクール・スタイルのデス・メタルが下地のブルデスの中でも最高峰のブルータリティを誇る名盤。】


◆OPETH / Watershed

・盤質:A スウェーデン プログレッシヴ・デス’08年 9th 輸入盤【クリーン・アルペジオやエモーショナルなクリーン歌唱を駆使した耽美で叙情的な静のパートと、ガテラル・ヴォイスや高速2バス連打、邪悪なヘヴィ・リフのデス・メタル的動のパートを切り替えるOPETHらしいサウンドが楽しめます。9分弱程度の曲が中心。メロディアスなギター・ソロも大きな聴きどころ。2011年のHeritageからメタル色が大きく減退しますが、今作はプログレッシヴ・デス・メタル路線です。】


◆LOST SOUL / Scream of the Mourning Star

・盤質:A ポーランド テクニカル・ブルータル・デス'00年 1st 輸入盤【超速ブラストしつつリズムを切り替えたり、急激にテンポを落としたり上げたりする性急な展開で聴かせるテクニカル・ブルデス。このバンドの大きな特徴として、リフが非常に高速でテクニカルで邪悪でありながら、ギター・ソロが大変メロディアスであるところ。スウィープも多用するテクニカルかつメロディアスなソロはこのバンドの大きな魅力の一つ。この1stアルバムの1曲目に早速バンドの全てが詰まっており1stにして演奏も音質も優れた恐ろしい作品。】


◆DISARMONIA MUNDI / The Isolation Game

・盤質:A イタリア メロディック・デス’09年 4th 輸入盤【モダンでヘヴィなリフ、フューチャリスティックな雰囲気のキーボード、クリーン歌唱のキャッチーなサビを盛り込んだSOILWORKタイプの分かりやすいモダン・メロデス。8ビート主体に要所でブラスト・ビートを盛り込む感じで疾走感はほどほど。メロディアスなギター・ソロが聴きどころ。ヴォーカルは高音でのスクリーム・スタイル。よりヘヴィなTr.1のような曲もあれば、よりメロディアスなTr.2のような曲もあり。】


◆CARNAL FORGE / Who'S Gonna Burn

・盤質:A スウェーデン デスラッシュ'98年 1st 輸入盤【ハードコア的なスクリーム・スタイルのヴォーカル、メロディアスさがほぼ無いドロドロした低音とザクザクしたリフを聴かせる硬質なギター、高速疾走曲と、アップ・テンポ/ミドル系のものが交互に出てくる展開で聴かせるデスラッシュ。全10曲ながらトータル・タイムが29分とコンパクトに仕上がった内容。】


◆AT THE GATES / Slaughter of the Soul

・盤質:A スウェーデン メロディック・デス’95年 4th 輸入盤【疾走感のあるデスラッシュ路線のメロデスの金字塔とされている作品で、叙情的なリフの数々と高速の2ビートを交えた作風は当時はそんなに大きく評価されなかったようですが、メタルコア・ブームとなった'00年代中盤以降、この作品の影響を受けたようなリフを披露するバンドがワラワラあらわれ、「AT THE GATES型」なんていう表現もよく見かけるようになりました。後続への影響大の作品。】


◆ORPHANED LAND / Mabool - The Story of the Three Sons of Seven

・盤質:B イスラエル プログレッシヴ・フォーク・メタル’04年 3rd 輸入盤【グロウル、クリーン歌唱、ナレーションを使い分けるヴォーカル、フォーキッシュなメロディのバッキングと歌心あるメロディアスなソロを聴かせるギター、そこにきらびやかな叙情性を加えるキーボード、少々入り組んだ曲構成と変拍子を駆使したテクニカルなリズム、重厚なコーラスも取り入れたドラマティックなプログレッシヴ・フォーク・メタル。要所で入るゲストのヴァイオリンやチェロ、イスラエル産バンドらしい中近東的フレーズも聴きどころ。】


◆KORPIKLAANI / Tales Along This Road

・盤質:A フィンランド フォーク・メタル’06年 3rd 輸入盤【民族楽器を従えて哀愁のクサメロをまき散らしながら爆走するお祭り型とも言いたくなる派手なフォーク・メタルが印象的なバンド。今作もTr.1から民謡調メロディと高速2ビートで爆走してくれます。野太いダミ声ヴォーカルもインパクト大。】


◆KORPIKLAANI / Tervaskanto

・盤質:A フィンランド フォーク・メタル’07年 4th 輸入盤【民族楽器を従えてアコーディオンを前面でガンガンに響かせながら哀愁のクサメロをまき散らしながら爆走するお祭り型とも言いたくなる派手なフォーク・メタルは今作も健在。スローな曲はより叙情味を増して美しくなったような印象を受けます。】


◆FORBIDDEN / Twisted into Form

・盤質:A US スラッシュ’90年 2nd 輸入盤【ザクザクした刻みリフとテクニカルかつ流麗でメロディアスなソロやツイン・リードも聴かせるギター、地声シャウトスタイルで軽くメロディも歌うヴォーカル、ミドル/アップ・テンポと2ビート疾走半々くらいの疾走感の王道的なUSスラッシュ・メタル。ドラムは後にSLAYERで叩くことになるPaul Bostaph。音質的にも演奏的にもB級感のまるでない仕上がりです。】


◆AGENT STEEL / Omega Conspiracy

・盤質:A US スピード/スラッシュ・メタル’99年 3rd 輸入盤【正統派メタル寄りな曲では低音域〜高音域まで幅広く駆使した歌唱をパワフルに聴かせ、スラッシュ・メタル寄りの曲ではシャウト気味になるヴォーカル、ザクザクしたリフとメロディックなリフにメロディアスなソロも聴かせるギター、2ビート主体の疾走感あるドラムによるスピード/スラッシュ・メタル。前述の通り正統派メタル的なメロディアスな曲もあれば、スラッシュ・メタル寄りな曲もありの作品。】


◆DOOMSWORD / Resound the Horn

・盤質:A イタリア エピック・ドゥーム’02年 2nd 輸入盤【スローなリズムの上をヴァイキング・メタルを思わせるような勇壮な哀愁のメロディのギター・リフと歌メロが乗るエピック・ドゥーム。リフのヘヴィさはそこそこにどんよりした雰囲気がドゥーミーさを醸し出す内容。中音域主体に伸びやかなハイトーンも聴かせるヴォーカルにメロディアスで歌心ある泣きのギター・ソロも聴きどころで、総合的にはメロパワ寄りな内容。】


◆CANDLEMASS / Death Magic Doom

・盤質:A スウェーデン エピック・ドゥーム’09年 10th 輸入盤【メロディアスなギター・ソロや起伏のある歌メロが印象的なエピック・ドゥーム。今作はスローかつヘヴィでおどろおどろしい呪術的な雰囲気のTr.3のようなドゥームの王道的な曲を軸に、疾走感のあるTr.1、非常にスローに重苦しく始まりアップ・テンポになるBLACK SABBATHの「Black Sabbath」みたいな展開を持つTr.2、キャッチーな歌メロのTr.6など幅広いドゥーム・メタルを聴かせてくれる作品。】


◆URIEL / Multiverse

・盤質:A カナダ 個性派シンフォニック・ゴシック・メタル’19年 3rd 輸入盤【悲く美しく暗黒感もあるヴァイオリン、チェロ、気だるげな女性ヴォーカルでゴシカルな空気を存分に醸し出しつつ、ヘヴィなギターのリフ、速弾きソロも決めるテクニカルで主張の強いベース、ブラスト・ビートや2バス連打多めなドラムや男性グロウルでデス・メタル寄りなアグレッシヴさも醸し出す個性的なシンフォニック・ゴシック・メタル。3〜5分くらいと曲の長さは普通ながらかなり濃厚なサウンドが楽しめる作品です。】


◆CIRCUS MAXIMUS / Isolate

・盤質:B ノルウェー プログレッシヴ・メタル’07年 2nd 輸入盤【テクニカルでありつつも、分かりやすくドラマティックなメロディも重要視したバンド達の筆頭とも言えるのがこのバンド。テクニカルで流麗でありつつも、フレーズが非常にメロディアスなソロに、歌メロもとてもキャッチー。割とコンパクトな曲が多いながら12分、9分の大作もあり、テクニカルな大作が好きな方にも充分アピールできる優れた一枚。次作ではメロディ重視により傾きますが、今作はスリリングな演奏技術とメロディのキャッチーさのバランスが取れた内容。】


◆ANDROMEDA / Extension of the Wish

・盤質:A スウェーデン プログレッシヴ・メタル’01年 1st 輸入盤【電子音色が強いキーボードとヘヴィなギター・リフのモダンなサウンドを下地に、DREAM THEATERのような手数全開のリズム、変拍子と速弾きソロ、ユニゾンを満載したプログレッシヴ・メタル。よりシリアスな雰囲気が強まり、派手なテクニックが抑えられた後の作品と比較するとある意味全体的に分かりやすい1枚。なお、こちらはLawrence Mackroryをセッション・ヴォーカルで迎えて録音されたオリジナル盤。】


◆AGE OF REBELLION / Ikarus Dream

・盤質:B ドイツ プログレッシヴ・メタル’97年 1st 輸入盤【音質こそちょっと圧が弱く、ヴォーカルも若干細めのハイトーンで、バリバリに変拍子や超絶ソロを聴かせるタイプではないですが、歌心あるソロを聴かせるキーボード、動きのあるリフにメロディアスな速弾きを聴かせるギター、パターン豊富なドラムやスラップも聴かせるベースで聴きごたえは十分のプログレッシヴ・メタル。5〜6分半の程よい尺の中でテンポやリズムを切り替える展開で聴かせてくれます。】


◆TREASURE LAND / Questions

・盤質:A スウェーデン プログレ・パワー’97年 1st 輸入盤【6連符の高速フル・ピッキング主体のスリリングな速弾きソロにテクニカルなバッキングも聴かせるギター、割とブルース・ディッキンソン系の声質のヴォーカル、要所で変拍子が飛び出したり疾走したりする緩急あるテクニカルな展開で聴かせるプログレッシヴ・パワー・メタル。優れた演奏力で聴きごたえがありつつほどほどに疾走感もあり、叙情メロディも充実している1枚。】


◆THY MAJESTIE / Hastings 1066

・盤質:A イタリア メロディック・パワー・メタル’02年 2nd 輸入盤【キラキラキーボード、クサメロを歌うハイトーン・ヴォーカル、メロディアスなギターとキーボードの速弾きソロ、要所で炸裂する分厚いコーラスが印象的なシンフォニック・メタル。大仰な演出に負けずバンドの演奏と歌唱そのものがとてもしっかりとしているのが魅力的なところです。コンセプチュアルな内容なせいかストレートな疾走曲は少な目で、起伏のある6〜7分程度の曲が多め。ドラマティックな展開も歌メロも質の高い作品です。】


◆SUNBURST / Fragments of Creation

・盤質:A ギリシャ メロディック・パワー・メタル’16年 1st 輸入盤【SUICIDAL ANGELS、ex:PARADOX等の実力派(G)Gus Drax、BLACK FATE他の(Vo)Vasilis Georgiouらによるバンド。NEVERMOREを思わせるような重低音リフと流麗なリード・フレーズに、非常にテクニカルかつメロディアスなプレイに泣きを絡めたソロを聴かせるギターと力強くエモーショナルなヴォーカルのインパクトが大きなモダンでダークかつ叙情的なメロパワ。】


◆MESMERIZE / Off The Beaten Path

・盤質:A イタリア メロディック・パワー・メタル’02年 3rd 輸入盤【IRON MAIDENからの影響が多分に感じられる正統派メタル的なサウンドながら、歌メロの方はもっと哀愁があってメロディック。ジャーマン・パワー・メタル的なメロディックなリフもあり、全体的には正統派メタル寄りのメロディック・パワー・メタルといった感じ。2ビートを使った疾走ナンバーは少な目ながら、アップ・テンポなものは多く、疾走感はほどほど。派手さは無いながらも歌唱と演奏には安定感があります。】


◆LOST HORIZON / Awakening the World

・盤質:A スウェーデン メロディック・パワー・メタル’01年 1st 輸入盤【非常に熱くパワフルでしかもエモーショナルな究極のヴォーカルDaniel Heimanが参加していたメロパワ・バンド。安定感のある刻みリフと哀愁の速弾きソロを聴かせるギター、ギンギンした音で動き回る主張強めのベース、手数足数多いドラムによるドラマティックかつ熱血なメロディック・パワー・メタルを聴かせてくれます。2ndでは曲構成が複雑になりますが、今作は比較的ストレートで疾走感もあるのが魅力的。メロパワ大名盤の一つ。】


◆AZEROTH / Azeroth

・盤質:A アルゼンチン メロディック・パワー・メタル'00年 1st 輸入盤【熱い高速疾走を軸にしつつ軽く叙情的なスロー・パートを挟んだ展開で聴かせるメロディック・パワー・メタル。メロディーは基本的には哀愁を幾分含んだ熱い感じで、そんなに哀愁/クサさは強烈ではありません。中南米産らしい明るいメロディーの疾走曲Tr.3は若干例外的。全9曲で、1はお決まりのイントロダクション。その後は2、3、4、5、6、8、9とほぼ全部疾走。特徴的なベース・ラインを多数残しているベースが聴きどころ。】


◆DIMENTIANON / Dreaming Yuggoth

・盤質:B US ブラック・メタル’21年 4th 輸入盤【4人組ながらドラマーがチェロもプレイしたり、ギター&ベース担当がグロッケンシュピールも使い、キーボーディストがクリーン歌唱も担当する変則的な編成のバンド。籠った音質、掠れデス声ヴォーカル、ノイジーなリフのプリブラを基本に、アルバム序盤はブラスト疾走中心の曲、中盤にはアトモスフェリックなインスト、後半はキーボード・サウンドを活かしてプリブラに薄ら悲しい要素が加わったアトモスフェリックな曲を聴かせてくれる作品。】


◆BLOODTHORN / Genocide

・盤質:B ノルウェー ブルータル・ブラック’06年 4th 輸入盤【掠れデス声で喚くヴォーカル、WURDULAKの(ds)Jehmodの超速ブラスト&超速2バス、ノイジーかつ邪悪なメロディの高速リフでとにかくブルータルなブルータル・ブラック。音質もクリアで音圧も強烈。スローかつヘヴィな曲も挟みつつ爆走主体で突き抜けます。】


◆ORBSTRUCT / Deimos Falling

・盤質:A ウクライナ デス・メタル’21年 2nd 輸入盤【ベーシストとギタリストが加入して4人編成になった2nd。高速2バス連打と高速低音リフの重厚なスロー・パートを軸に要所でブラスト疾走するデス・メタル。前作でも聴けたような流麗なソロは減り、よりリフ重視のサウンドに。】


◆ORBSTRUCT / Phobos Rising

・盤質:B ウクライナ デス・メタル’19年 1st 輸入盤【後にメンバーが増えますがこの当時はドラムとそれ以外担当の2人。迫力あるガテラル・ヴォイス、ほどよくキャッチーさのある低音リフと流麗かつメロディアスなソロを聴かせるギター、スローなビートとタイトなブラストを切り替えるドラムによるデス・メタル。】


◆GHOST TOWER / Head of Night

・盤質:C US ハード・ロック’12年 2nd 輸入盤【モヤっとした音質、'70年代ハード・ロック、正統派メタル下地のリフとツインの哀愁のハモリ等を聴かせるギター、要所で入る妖しいオルガン、細いハイトーン・ヴォーカルによるちょっとどんよりした正統派メタル。ドラムがドタバタしていて安定感に欠けますが手数は結構あります。】


◆ZURVAN / Gorge of Blood

・盤質:A イラン デス/ブラック’17年 2nd 輸入盤【高速で邪悪なメロディックなトレモロ・リフと、ドロドロした低音リフ、刻みリフを切り替えるギター、グロウルするヴォーカル、緩急ついたリズムで聴かせるデス/ブラック。良好な音質と安定感ある演奏が聴きどころ。】


◆ZORORMR / The Aftermath

・盤質:A ポーランド 独りブラック・メタル’16年 EP(6曲24分程) 輸入盤【基本はMoloch氏による独りブラックで、ドラムとリード・ギターがゲストで参加。スローなTr.1のような曲もあれば、スロー・パートとブラスト爆走を切り替えるTr.2のように緩急ついた曲もあり。基本はメロディックさが希薄なヘヴィでダークな低音刻みリフでありつつ、リード・ギターが泣きやハモリありでとてもメロディアスでドラマティックというのが大きな特徴。Tr.5、6はデモっぽい音質です。】


◆WOLVES OF AH PUCH / La ascension del Pukuj

・盤質:B メキシコ プリミティヴ・ブラック’21年 1st 輸入盤【どの曲も静のイントロを持っているのが大きな特徴で、1分くらいしてからブラック・メタル的な疾走中心のサウンドに展開します。なので出だしで少々もどかしく感じると思う方もいるかも。音質面はドラム周り以外は少々薄っぺらく、ノイジーで邪悪なリフを聴かせるギター、呻き声のような掠れデス声ヴォーカルによる緩急あるプリミティヴ・ブラック・サウンドが基本。静のパートの呪術的雰囲気から、全体もやはり呪術的雰囲気が強めな1枚。】


◆WAROATH / Infernal Tortures Blades

・盤質:B ポーランド ブラック/スラッシュ’20年 1st 輸入盤【ダミ声シャウト、どんよりした刻みリフ主体にやっぱりどんよりしたフレーズのソロを聴かせるギター、ビートを切り替えながら進むドラムによるブラック/スラッシュ。スロー・パート主体の曲もあれば、Tr.3のようにテンポやビートの切り替えが多めの疾走ナンバー、前半はスローに後半にブラスト疾走に展開するTr.4のような曲もありで疾走感はさほど高くもなく展開を楽しむようなタイプ。】


◆VULCAN TYRANT / Vulcanic Collection

・盤質:C オランダ ブラッケンド・スラッシュ’19年 編集盤 輸入盤【2005年〜2007年まで独りで活動、2019年にドラマーを加えて復活し2021年に1stフルをリリースしたバンドの2005〜2007年までの初期Demo音源を集めた編集盤。音質は籠って不明瞭ですが、その中で邪悪な刻みリフを纏って高速2ビート疾走するブラッケンド・スラッシュが披露されています。演奏はリズム感が怪しく崩壊気味な箇所もあり。】


◆V.A. / USBM TRIBUTE TO DARKTHRONE

・盤質:B 色々 9バンドによるDARKTHRONEのトリビュートアルバム 輸入盤【ノルウェーのブラック・メタル・バンド、DARKTHRONEのトリビュート盤。カバーしているバンドと曲名は詳細をご確認ください。】


◆UTBURD / The Horrors Untold

・盤質:B ロシア 独りアトモスフェリック・ブラック’18年 2nd 輸入盤【高音掠れデス声とグロウルを使い分けるヴォーカル、ドゥームばりのヘヴィなリフも多めながら広がるような質感のトレモロ・リフや、クリーン・トーンでの悲しいフレーズを聴かせるギター、ミドル、スロー中心に、アトモスフェリックな静のパートも絡めた展開で聴かせるアトモスフェリック・ブラック・メタル。7〜8分程度がメインと曲の尺が若干長めで、11:28と最長のTr.5ではブラック・ドゥーム的な質感も。】


◆ZORA / Soul Raptor

・盤質:B イタリア デス・メタル’21年 3rd 輸入盤【タイトに2ビートとブラストを決めるスピーディなドラム。フックある高速刻みリフを聴かせるギター、動きのあるなかなかインパクトのあるフレーズを聴かせるベース、グロウルとガテラルを切り替えるヴォーカルによるデス・メタル。高速疾走主体にテンポやビートを切り替える緩急ついた展開も聴きどころ。分かりやすくスッキリしたサウンドが魅力の1枚。】


◆VULTURE / Transicion

・盤質:B ペルー スラッシュ/メロデス’17年 1st 輸入盤【女性ヴォーカル、ツイン・ギターが特徴のバンド。グロウル直前のダミ声シャウト、トレモロ・リフ、メロデス的な刻みリフ、スラッシーな刻みリフ、メロディアスなツイン・リードを聴かせるメロデス寄りなギター、2ビート中心に軽くブラストも交えるドラムによるスラッシュ/メロデス。Tr.4等クリーン歌唱ありの曲や、Tr.5等ビートダウンありでメタルコアっぽい要素がある曲も。演奏は安定感があってGood。】


◆VERJNUARMU / Ruatokansan uamunkoetto

・盤質:A フィンランド メロディック・デス’08年 2nd 輸入盤【母国語でのどことなくフォーキッシュな歌唱や母国語でのグロウルを聴かせるヴォーカル、メロディックなリフやスラッシーな刻みリフ、クリーン・アルペジオを聴かせるギターによるメロディック・デス。スローなリズム主体でノーマル歌唱が多く、異国情緒を感じさせるメロデス。】


◆VEHEMENTOR / Dungeons of Grotesque Symmetry

・盤質:A 北マケドニア メロディック・デス’19年 1st 輸入盤【グロウルするヴォーカル、ヘヴィでありつつ動きもあってグルーヴや叙情性も感じさせるメロディック・デス的なリフと歌心のあるソロを聴かせるギター、スローなリズム中心ながら手数と足技で聴かせるドラムによるスローなメロディック・デス。音質は良好で演奏面やヴォーカルも安定しておりB級感の無い作品。】


◆V.A. / Rebirth of The Grotesque A Tribute To Vomitory

・盤質:B VOMITORYの トリビュート盤 輸入盤【スウェーデンのデス・メタル・バンド、VOMITORYのトリビュート盤。カバーしているバンドと曲名は詳細をご覧ください。】


◆ULVEDHARR / Swords of Midgard

・盤質:B イタリア デス・メタル’13年 1st 輸入盤【グロウルを基本にたまにダミ声朗唱するヴォーカル、スラッシーな刻みリフを聴かせるギター、抜けの良い音で疾走するドラムによるデス・メタル。SWARDS OF MIDGARDのタイトルからは何かこうファンタジックな音像を想像しますが、あまりドラマティックな要素はない硬派なサウンドです。】


◆VESPER / Metal Evocation

・盤質:A イタリア スラッシュ・メタル’15年 2nd 輸入盤【同郷であるBULLDOZERのCut Throatを思わせるような実質的1曲目Tr.2が示唆するようなブラック・メタル色やハードコア色のあるイーヴルなスラッシュ・メタル。曲によって聴けるメロディアスなギター・ソロ、デス声直前のシャウト、程よいテンポでの2ビート疾走主体のリズムでやはり後期よりも初期BULLDOZER色が強めです。ある種とてもイタリア産らしいスラッシュ・メタル。】


◆VOFA / Vofa

・盤質:B アイスランド フューネラル・ドゥーム’19年 1st 輸入盤【全3曲ながら全部12分台の大作主義。絶望感溢れるガテラル・ヴォイス、とてもスローなリズムを軸に、ギター・レスの悲しい静のパート、ヘヴィなリフが加わる動のパートとの対比を活かしたドラマティックな展開で聴かせるフューネラル・ドゥーム。メロディアスなフレーズがバンバン出てくるタイプではなく、陰鬱なコード進行主体に悲しく聴かせるサウンド。THERGOTHON、WORSHIPに近いタイプです。】


◆TRUP / Ecce Satanas

・盤質:B ポーランド デス/ブラック’21年 EP(4曲21分程) 輸入盤【野太い地声寄りのグロウルを聴かせるヴォーカル、バタバタとブラスト疾走するドラム、どんよりした低音刻みリフ主体のギターによるデス/ブラック。ほんのり籠って全体的にエコーするような質感の音質が邪悪さをまた引き立てています。】


◆TEMPLE OF NIHIL / Schadenfreude

・盤質:A ロシア ブラック・メタル’19年 1st 輸入盤【生気薄めの掠れデス声、不穏なリフ主体のギター、手数多くタイトに高速ブラストや高速2バス連打を決めるドラムによるブラック・メタル。不穏さ、邪悪さが強く、叙情性やメロディックさは希薄ですが、悲し気なアルペジオやトレモロ・リフが出てくるTr.4のように幾分メロディックな曲もあり。また、静と動の対比を活かした展開を持った曲が大半。演奏力、楽曲の構築具合ともに質の高い作品。クリア過ぎない音質もGood。】


◆TAIGA / Sky

・盤質:B ロシア ディプレッシヴ・ブラック’16年 3rd 輸入盤【高音で死にそうな絶叫を繰り返すヴォーカル、陰鬱なアルペジオや寒冷な質感で悲しみ溢れるトレモロ・リフを聴かせるギター、スローなリズム主体に緩急付いたリズムで聴かせるドラマティックさのあるディプレッシヴ・ブラック。プリブラ下地ではなく、クリアな音質と安定感ある演奏で洗練された内容の、絶望的でありつつ美しくもあるディプレッシヴ・ブラックです。】


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